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ポルトガルの旅~霧のマルヴァオン②greve geral

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この日は朝から引っ切り無しに「greve geral」のニュースが流れ、
リスボンの地下鉄や病院、空港の映像が映されていました。

greve geralって何??もしかしてスト??」
持っていた旅のポルトガル語の本には もちろんこんな単語は載っておらず、
ポサーダのフロントで確認したところ、「ストだ」と言いながら指で小銭を持つしぐさをされました。

「今日、リスボンに帰りたいし、明日は日本に帰るんですけど大丈夫でしょうか?」
「わからないわ。電話して聞いてみるしかないですね。」
「じゃあ、明日にはもう終わっていますよね?」
「そう願っています(苦笑)。」
「・・・」
「タクシーの手配ならいつでも言ってくださいね」
「ありがとうございます」

事前に日本でスト情報は確認しておいたのですが(⇒こちらで見られます)、
随分前から決まっていたストだったらしく記事の掲載が早かったため私はその情報を見落としていたようです。


リスボンだけでやっているのかな?と少し呑気なことを考えつつ、
霧のマルヴァオンの観光でもしようと外出することにしました。

村の端のお城をめざしますが、
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なーんも見えーん!

お城の中に入ると女性の人影が見えたので「Boa tarde!」と挨拶をすると
意外にも「こんにちは!」とお返事が。
マルヴァオンで初めてお会いした日本の方です!

ストについて色々と教えていただいたところ、今日はゼネストでこのあたりのバスも20本に1本しか動かないかもしれないとのこと。
昼に1本だけ出るポルタレグレ行きのバスを待ってみて、これが出ないようであればとりあえずポルタレグレまでは一緒にタクシーで行きましょう
ということになり、後でバス停で待ち合わせをすることにしました。

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その前に村の観光インフォメーションに立ち寄ったところ、
職員の方が天気の良い時のマルヴァオンの映像を見せてくださいました。
(すご~くきれいでした。)
※ちなみに、マルヴァオンのインフォメーションでは無料でインターネットができます。
日本語のページも文字化けせずに見ることができましたよ。
ここから妹にメールを送信しました。日本語入力はできません。

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村の入口にある門を抜けると、
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ありました。バス停らしきものが(笑)。

東京から来られたというFさんは、リュック1つで1カ月旅をされているという
旅の上級者。
ほとんど宿も予約せずに、その都度交渉して決めていらっしゃるそうです。
カッコいい!

Fさんが宿泊された宿の方が電話で調べてくださったので、
マルヴァオン→ポルタレグレのバスは動くことはわかったのですが、
霧の中でバスを待つ間は本当に心細くて、
バスが見えた時にはバスに向かって思いっきり手を振ってしまいました。(…遭難した人みたい)
※バスは2.65ユーロ
バスの中では、Fさんの南米旅行などのたくさんの面白い旅のエピソードを聞かせていただきました。

ポルタレグレに到着してターミナルで確認したところ、リスボン行きのバスもちゃんと走ることがわかり一安心♪。

せっかくなので、バスの時間までFさんと3人でポルタレグレ観光をして、ここでFさんとお別れです。Fさん、色々とありがとうございました!
ポルタレグレでは「詩人ジョゼ・レジオの家」も見学したのですが、館内のスタッフさんがずっと私たちについて案内してくださいました。
日本人の来場者は珍しいんでしょうね。
フランシスコ・ザビエルについても随分語ってくださったので、ここで私は思い切ってスタッフさんに質問をしてみました。
すごくあほな質問ですが、きっとみんなが知りたいであろうあのことです。

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ザビエルの頭頂部は「ハゲなのか?」と質問をしました。
スタッフさんは大笑いされたあと、「ああいうヘアスタイルだったんですよ」と教えてくださいました。
宣教師の中で流行していたのでしょうか?詳細は不明ですが、とてもスッキリした気分になった私です。



ポルタレグレを16:30に出発し、リスボンまではバスで4時間弱。
車窓が楽しくて今回も全く退屈しませんでした。

リスボンに到着すると、地下鉄もバスも全く動いておらず、本当にストだったんだと実感しました。
セッテ・リオスバスターミナルからホテルまではタクシーで移動することにしました。(約6ユーロ)

一日ずれていたら日本に帰れなかったかも??
後で調べたところ、20年ぶりの大規模なストだったようです。
ポルトガル財政問題は深刻ですからね。
ストの影響をほとんど受けずにマルヴァオンから戻って来られたのはラッキーでした。


Bonbon Fleur (ボンボン・フルール):長久手町
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by bonbonfleur | 2010-12-23 09:05 | 旅 ポルトガル | Comments(0)

大好きな花や日々の楽しいできごとを中心に綴っています。愛知県在住。


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