シチリア島 ラグーザ
2008年 05月 02日
シラクーザからバスでラグーサへ移動しました。
シチリア島は鉄道がとても不便なので、ほとんど移動はバスでした。
バスに乗って走り始めた頃、
「なんだか路駐している車が多いけど、ぶつからないのかな~?大丈夫なのかな?」と思っていたら… あちゃーっ、やっぱりぶつかりました…。
しばらく運転手さん同士が大声で文句を言い合い、結局警察も呼ばずにそのままバスは出発。
こんなんでいいの~???
この事故でヒートアップしたのか、バスの冷房はマックスになり、寒い寒い…。
3時間寒さに耐えたのですが、おかげでその日の夜に熱が出て具合が悪くなっちゃいました。
(ちなみにシラクーサ~ラグーサ間のバスにはトイレやトイレ休憩がありません。途中トイレに行きたくなったらどうしようと不安でした(>_<))
ラグーサのバスターミナルは、ラグーサの中心部からかなり離れたところにあります。
日本のバスは主要駅に停まりますが、シチリアではこんなことが多いです。
運良くバスターミナルにタクシーが1台だけ停まっていたので、そのままホテル「ロカンダ ドン セラフィーノ ホテル(Locanda Don Serafino Hotel)」まで連れて行ってもらいました。
旧市街にある19世紀の建物を利用した素敵なホテルで、観光にもとても便利でした。
旧市街イブラはこんな形をしていてアップダウンが激しい町です。
雑誌フィガロや「世界ふれあい街歩き」で見た風景と同じ場所(↑)に立った時は、
「ここに来たかったの~」と感激して泣きそうになりました。
ここに来るまでの苦労が全て報われたような気分です。
びっくりするような出会いもありました。
旧市街から新市街へ向かうバスの中で、
「世界ふれあい街歩き」に出ていらっしゃったおじいさんにお会いしたんです。
番組の中でイブレオ庭園で話をされていたおじいさんです。
思い切って声をかけてみました。
日本から来たことをすごく喜んでくださり、
「日本のどこから来た?」と尋ねられ、
「別府や東京にも知り合いがいるし、他にも日本人からたくさん名刺をもらったよ」
と嬉しそうに財布から取り出して見せてくださいました。
バスの中から見どころも教えてくださり、最後に握手をしてお別れしました。
階段が多くて、年配の人には暮らしにくい面もあるのかもしれませんが、
夕方にベランダからぼーっと外を眺めていらっしゃる方々を拝見すると、
こんな美しい風景を見て暮らせる方々がうらやましく思えました。
暮らすのは景色のよい場所がいいなぁ。
毎日こんな景色が見られて、おいしいものを食べて、大切な家族と笑って暮らすことができれば
幸せですね。
Bonbon Fleur (ボンボン・フルール) :長久手町
http://bonbonfleur.jimdo.com/
by bonbonfleur
| 2008-05-02 22:39
| 旅 イタリア